【お知らせ】山岳部公式ラインは停止しました

                       文:上田

「神戸大学山岳部 acku」という名前の公式ラインアカウントは現在稼働しておりません!!!(赤いリュックの2人が雪山を登っているトップ画)

もし既に公式ラインアカウントの方にご連絡いただいている方は別の方法で再度ご連絡いただくようお願い申し上げます。ご迷惑、お手数をお掛けして申し訳ありません。

その代替としてLINEオープンチャットを稼働させております。

こちらは「神戸大学山岳部 新歓オープンチャット」という名称です。

またgmail, Twitter, Instagram からも連絡をお待ちしております。

いつでも入部可能です!!

                             文:上田

 皆さんこんにちは!山岳部2回生の上田です!!

 既にたくさんの方に新歓イベント参加いただいています。皆さんありがとうございます。山岳部はすでに新入部員の受入れ体制が万全であります。皆さんの入部をお待ちしております!!たくさん新入生に入ってほしい、入ってほしいと思っています。

では部の紹介などを。。下の写真のことを少し話させてください。

下の写真は僕が去年度行った北アルプス、黒部五郎岳の近くです。僕は一年生でしたが楽しんで無事帰ってくることができてますよ笑

人生で一度は日本アルプスを生で見てほしいのです。今まで自分が持っていた世界観が全く変わってしまうほどに大地の脈動を感じることができるのです。

そして大地は本当に大きい。

「これが本当の地球か!」というほどに。

すぐそこに見えているような山の斜面が実は2km先だったりするのです。

そうです、山こそが本来の地球の姿なのだと僕は感じています。

写っているのも僕です

写真で見ても十分すごいのですが本物はもっと大きく、厳しく、そして美しい。写真では表現しきれません。

そんな姿を私たちを一緒に見に行きませんか?

大学で新しいことを始めたい人、イモトに触発された人、大きく美しい山を見たい人、探検的なことをしてみたい人、このような心持ちの人はきっと楽しめることと自負しております。

ぜひご入部くださいね

ご連絡はこのホームページのお問い合わせ欄、トップページに載せているメールアドレス、公式Twitter, InstagramのDM、LINEオープンチャット、どのような形でも大丈夫です!

南アルプス厳冬期縦走合宿!前編

                         文:上田

長い長い冬季の合宿を2月20日から28日で行いました! 大変お待たせしました…

ルートは以前の記事でも紹介しましたが、泊地は以下のようになっています。しかし、農鳥で一日悪天候のために停滞したのだけ違います。なお、読みは仙塩(せんしお)尾根だそうです。

今回の記事では23日の分まで記載しています。

1st 20日  松峰小屋手前のピーク
2nd 21日仙丈小屋冬季避難小屋を利用
3rd 22日仙塩尾根の高望池
4th 23日同上体を休めるための計画休息
5th 24日三峰岳手前のp2699下
6th 25日農鳥小屋小屋が雪の下のためテント伯
7th 26日同上悪天候のため停滞
8th 27日大門沢小屋冬季避難小屋を利用
9th 28日奈良田へ下山
実際の泊地一覧

全体を通して

全体として雪質は悪く特に仙丈からの下りは雪が硬くてラッセルがしにくい。表面が凍っているのです。

コースタイムはもっと詳しく載せるつもりです。もうしばらくお持ちください。

装備はワカン、アイゼン、ロープ類やクライミングデバイス類も持っていました。

1日目 柏木登山口~松峰小屋手前のピーク

林道は地図にない道だが問題なし。「800m続く林道との併用道」を抜けたあたりからワカンを着用しました。雪の量はすね程度でしたがところどころズボッといきます。

松峰小屋てまえにあるピーク2087のすぐ東のコル付近でテント設営でした。それほどスペースは広くなく枝がテントの床を突き破りそうで怖かったのを覚えています。水を作るための雪も木の葉混じりでした.

2日目 泊地~仙丈ケ岳小屋

4時起床。2日目は朝からアイゼンを。いきなり目の前にある地蔵岳の登りにすこし体力を削られながらも登り切りました。地蔵岳の西側は平たく、道迷いに注意です。我々もテープをたどりながら慎重に進みました。地蔵岳をトラバースし終わると適度に細く、分かりやすい稜線で道迷いに関しては安心です。

雪崩の起こりそうな急登を越えると標高2736に至ります。ここから稜線に乗ります。景色も良く、やっとここまで来たか――――ってなります。

標高2736.左にこれから進む道と右に仙塩尾根が見える。ここに上がるといきなり視界が開ける。
稜線に乗った後。

小屋は我々だけで、ホコリも少なくキレイでした。

3日目 仙丈ケ岳小屋~高望池

起床時間は同じ。もちろんアイゼン。この日は小屋を出てすぐから風がとてつもなく稜線は危険な状態でした。しかし一部を除きそれほど狭い稜線でもなかったために耐風姿勢をとりつつ慎重に歩くことで乗り切りました。ここは常に強風が吹き荒れているそうです。仙丈小屋はそれほど強風ではありませんでしたが。

仙丈小屋から登り稜線に乗ってすぐ。ものすごい強風で雪煙が舞う。

そんな調子で進むと仙丈山頂自体はすぐです。しかし、仙塩尾根が難しそうに見えていたのでパーティには緊張が走っていました。

仙丈ケ岳山頂。北岳と富士山も見える。ここまでくるとそれほど風は強くない。雪も固い

懸念事項だったのは大仙丈からの下りがものすごく急で、一部クライムダウンをするかもしれないということでした。

しかし結果的にはそれをせずに済みました。稜線に乗るのではなく東側をトラバース気味に歩くと大仙丈のピークに至らずに仙塩尾根を進むことができます。クライムダウンをすることになる前に稜線から外れるのが正解のようです。

大仙丈したの稜線の東側をトラバース気味に歩く

このトラバースをしながらピークの方を振り返ると険しい岩がありました。これは確かに間違えて稜線に乗ったまま進んでしまうとこの険しい岩を下りることになってしまうなーという見た目でした。

これ以降はひたすらに稜線をすすみ続けます。標高が下がり続けます。雪も湿り気を帯びてきて重くなり、深くなります。仙塩尾根のピーク2676付近までが森林限界です。フキの平を越えて本格的に森林に入ると少し道がややこしくなってきます。我々は地形とテープを頼りに進みました。

そして泊地にたどり着いたのは15時ほどでした。

4日目 計画的停滞日

 この日はOBの方から頂いたアドバイスをもとに休憩をしました。体を休める日にもかかわらず、山を全力で楽しんだ。しかしそれでよかったのだと後になって思う。この日以降我々は山のしんどさを思い知ることになるのだから、、、

手作りのスライダーで遊んだり、雪洞を掘ったりしました。ずっとせわしなく動いていたので体調や気持ちを整えるのにも有効な日だったと思います。

後編に続きます!!