甲南バットレス

ブログ更新をサボりまくりの松村(3)です。
夏合宿やらなんやらの更新もしないといけないのですが、とりあえず今日登ったところの更新を。

来月10/10出発のTarlha Ri Expedition 偵察隊の準備に忙しく、9月は全然山に登れてなくてうずうず。
錫杖とか、北方稜線を宇奈月から攻めたりだとか、やりたいことはいっぱいあるけれど、じっくり準備。
その息抜き程度にクライミングにお出かけ。

前から気になっていた甲南バットレスに山本と登りに行ってきました。
いつもの保塁岩は、休日で混んでるだろうし、表六甲ドライブウェイが7月末の台風11号で通行止めらしく、原チャでは海側からさくっと行けない。だから、山頂付近の隠れた岩場にも行けない。

じゃあ、近い甲南バットレスに行こう!という流れに。

アプローチは阪急岡本駅から徒歩で20〜30分ほど(?)登った八幡谷入口からすぐ。
さすが神戸と言わんばかりの急坂も原チャでスイスイ。原チャはこの入口付近に停められる。車はダメ。

八幡谷入口

下調べしたサイトには、
八幡谷に入って暫く進むと左手斜面に木に付けられたガイドが現れる。
だとか
阪急岡本駅から八幡谷のハイキングコースをしばらく登ると右側に神社のような建物が有り、上に滝が見える。もう少し登ると道が右に曲がり頭上に「甲南バットレス」の表示が有る。
とある。
ふむふむ、看板があるんだな。それを目指そう!とテクテク上がるが、一向に看板は見えない。
ついには堰堤を越えたりと、あきらかに「八幡谷入ってすぐ」ではない。
森林管理道を藪漕ぎして行くも,見つからず。

八幡谷を彷徨う。ちなみにlogを取り始めたのは怪しいと感じてから。もっと行ったり来たりしている…
八幡谷を彷徨う。ちなみにlogを取り始めたのは怪しいと感じてから。もっと行ったり来たりしている…

困った時はGoogleさんに聞こう、とググると、「石の階段が、階段を上り切った少し先、左手斜面に塩ビパイプが転がっているのが見える。 判り難いかも知れないが、この斜面が岡本バットレスの入り口だ。」というHPの記述を見つけ、やっとこさ取り付きを見つける。

甲南バットレスまでのアプローチをまとめると、こうだ。

アプローチ - 右手に荒廃した神社見て、石段を上がる
アプローチ – 右手に荒廃した神社見て、石段を上がる
アプローチ – 石段を大きく右に曲がって登り切ると…
アプローチ - 左手に平積みされた木がある。これを越えたところの斜面が取付き
アプローチ – 左手に平積みされた木がある。ここを越えてすぐ左の斜面が取付き(看板はないよー)
アプローチ - 塩ビパイプがある斜面を上がる
アプローチ – 塩ビパイプがある斜面を上がる

斜面は明確なトレースがあるわけでなく,無理やり登る。
途中にはfixロープが張ってあったりする。
10分ほど登ると岩場に到着。

ルートは『関西の岩場』によると,4本。
今回は「左ルート(5.7)」と「中央ハングルート(5.8)」をふたりともリードで登り,「右ハングバリエーション(5.10b)」は敗退。
クラシックすぎる六甲の岩場はやっぱり辛(から)い!
修行が足りぬな。

あまりに人が登っていないのか,上のスラブは苔が生え生え。
スラブも掃除しながらのクライミングでした。

中央ハングルート 5.8 を登る山本
写真 2014-09-23 12 24 37
上のスラブは簡単だけれど,上部は15mほどのランナウト

いったん場所が分かれば,街からすぐの岩場でアプローチ最高。
核心の下部ハングは影になっていて,かなり快適。
蚊取り線香は必須!